9月1日、1号(旧幼稚園組3歳〜5歳)のこども達が夏休みを終え子ども園に戻ってきた。園児の1/4を占めるこども達だから、1ヶ月ぶりに朝から賑やかだ。子どもによっては家族から離れるのに勇気が要ったことだろう。優しい先生、面白い遊具、お友達とのふれあいに楽しさを再発見してほしい。翌週は木の花ドームを借り切っての運動会「リトルオリンピックKIYOMI」がある。
行事は旧来の幼稚園教育の骨格を作っていた。その日に向けて練習を重ね、おじいちゃん、おばあちゃんにもその成果を見てもらい、家族で子どもの成長を祝うハレの日だった。しかし見栄えのするように作り込む裏には、子どもに無理矢理させる演出や練習があった。
興味を持ったことをとことん追求しあう子ども主体の保育において、行事をどう見直していくか。「こども達の団技が見たい」「ピアニカの合奏をしてほしい」などの声も聞こえてくる中で、両附属こども園、大学・短大の先生方と話し合ってきた。
酷暑に熱中症が心配にされ、全天候型で空調もある木の花ドームを急遽借りることにした。1号さんの休み明けから1週間しか準備期間がない。それでもこども達が全力を出し、楽しめる運動会にしたいと考えた。
当日は大きな舞台で頑張るこども達の姿に、先生達の目には涙がこぼれていた。新たな行事の姿を模索する第一歩に、反省を改善につなげ前進していきたい。