言語以外（非言語）のコミュニケーション、その豊かさ。
今日、だいちぐみのお部屋をのぞいたら、Aちゃんが座ってこちらの方を何となく見て
いました。そして、離れた場所にいた私を見つけてにっこりとほほ笑んでくれました。私
も笑顔を返すと、Aちゃんは「見て」というように、手をあげて持っているものをこちら
に見せてくれました。それは振ると音の出る積み木でしたので、私は手を振ってみました
。するとAちゃんは振り返してくれ、♪コロコロ～といい音が聞こえてきました。すると音
に気付いたAちゃんが「聞いて」というように、さかんに積み木を持った手を振ってくれ
ました。私も嬉しくなって、たくさん手を振り返しました。この間、Aちゃんと私は言葉
は発していませんが、ちゃんと気持ちがつながってコミュニケーションが広がるのを感じ
ました。私とAちゃんが、言葉以外の表現（非言語）でつながった瞬間でした。私はAちゃ
んのコミュニケーション力に感動してしまいました。これはAちゃんがご家庭で
愛情をいっぱいに受け、園でも先生たちからたくさん愛され、自分の周りの大人
を信じてつながることの楽しさを、日々感じているからだと思いました。
この非言語コミュニケーションは、言語によるコミュニケーションの基礎に
なっていきます。Aちゃんがどれだけ豊かに言葉で表現できるようになって
いくのか、園での楽しみがまた一つ増えました。
園長 中武 亮子
※写真は玄関前のクリスマス飾りをLAQで作って自分たちで飾ってくれた様子です♪
