「季節のうつろい」
みんなが頑張った楽しい運動会も終わり、ようやく秋らしさが感じられるようになりまし
た。天気予報では台風の進路予想をしていますが、今日、園の門の外に出てみると、どこか
らともなくキンモクセイの香りが漂ってきました。「あ・・秋だな~。」私事ですが、この
「日」を、毎年楽しみにしています。
今年度は6月にたらいに稲の苗を植えました。苗は雨が降るたびにまっすぐ伸びて、夏の
終わりには花が咲き、実がつきました。秋になると稲穂が少しずつ傾いできて、「実るほど
頭を垂れる稲穂かな」という名言を日々実感してきました。そして10月23日に技術員の山
崎さんが小さな鎌でザクッザクッと、稲を刈りました。子どもたちは「これはこのまま食べ
られるの?」などとつぶやきながらその様子を見つめていました。子どもたちの稲は今、園
庭に張ったロープに掛けられて乾くのを待っています。園庭ではケイトウ、フジバカマなど
の秋の花が咲いて、クヌギの実がたくさん
落ちました。子どもたちは見たり、触ったり
香りをかいだり、実を摘んだりして
五感を豊かに使いながら遊んでいます。
もうすぐ楽しい、秋の素材を使ったを使っ
た活動が始まりそうで、楽しみです。
園長 中武 亮子