4/29 保護者会・参観日でした

更新日:2023-05-01 / カテゴリ:園長にっき

清武みどり幼稚園は、従来の昭和型保育を脱し、21世紀型の保育・幼児教育を目指して歩みを進めてきました。「させる保育」から「子ども主体の保育」へ、保育者は押しつけで伸ばそうとするのでなく、子どもの関心・興味の芽を観察して見つけては伸ばそうとします。

3歳以上児の異年齢保育も始まりました。子ども達が思い思いに遊びに取り組む中で影響し合い、クラスのブームも生まれます。園庭のダンゴムシ集め、地中の幼虫、メダカへの興味、怪獣・恐竜作り等々、そんな様子を子ども達に交じって保護者にも見ていただきました。

以下が園長が総会で「園の運営方針として配布したものです」

清武みどり幼稚園の運営方針

園長 宗和 太郎

1,させる保育から、こども主体の保育への方向転換

させる保育

(従来の昭和型保育)

こども主体の保育

(21世紀型保育)

目標 保育者主導の聞かせる、言わせる、行動させる、描かせる、歌わせる(できたか・できなかったか) 子どもの興味や関心を育てる、気がつく、探究する、やってみる、うまくいくこと・うまくいかないことを経験する
方法 一斉画一に指導する

(子どもは受身)

子どもの多様な興味関心に沿って、育てる

(子どもが主体)

成果 短期的には指導した結果が生まれるが、子どもに根付いた成長につなげにくい。

指示待ち

子どもは自らの経験を成長させていく。自律性・主体性が育ち、自己肯定感が養われる。
子どもに強いる、見栄え重視のしつけ、

発表会、運動会、制作物。

毎日生き生き、ドキドキわくわくするものを追い求めます。成功・失敗から人生の根っこが作られます。(非認知能力)

他力飛行

自力飛行

子ども主体の保育導入の背景

世界的な幼児教育改革動向 OECD Starting Strong ECEC

脳科学研究(自力飛行エンジンの成果)

政府指針 幼稚園教育要領、保育所保育指針、こども園教育・保育要領の改訂(平成29年告示)

こどもから始まる  みどりから始まる

〜生きる根っこ育む保育〜

幼保連携型認定こども園

宮崎学園短期大学附属 清武みどり幼稚園

2,3歳以上児の異年齢保育

探究の出発点はそれぞれの興味やしたいこと、

同年齢保育では横並び意識が強くなり、みんなで同じことをするのがいいになりがち。

私たちは1人ひとりが成長する経験を援助します。クラス全体で企画したいことも変わってきます。

子ども達は助け合い学び合い、時にはけんかしながら個性と協調性を伸ばします。

人に教えることが学ぶのに最良の方法だと言います、年長児のリーダーシップも育ちます。

歩みは始まったばかりです。どうかご理解とご協力をお願いします。

また私たちの気づいていない不都合や改善点など、教えていただけたら幸いです。

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