清武みどり幼稚園は、従来の昭和型保育を脱し、21世紀型の保育・幼児教育を目指して歩みを進めてきました。「させる保育」から「子ども主体の保育」へ、保育者は押しつけで伸ばそうとするのでなく、子どもの関心・興味の芽を観察して見つけては伸ばそうとします。
3歳以上児の異年齢保育も始まりました。子ども達が思い思いに遊びに取り組む中で影響し合い、クラスのブームも生まれます。園庭のダンゴムシ集め、地中の幼虫、メダカへの興味、怪獣・恐竜作り等々、そんな様子を子ども達に交じって保護者にも見ていただきました。
以下が園長が総会で「園の運営方針として配布したものです」
清武みどり幼稚園の運営方針
園長 宗和 太郎
1,させる保育から、こども主体の保育への方向転換
させる保育
(従来の昭和型保育) |
こども主体の保育
(21世紀型保育) |
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目標 | 保育者主導の聞かせる、言わせる、行動させる、描かせる、歌わせる(できたか・できなかったか) | 子どもの興味や関心を育てる、気がつく、探究する、やってみる、うまくいくこと・うまくいかないことを経験する |
方法 | 一斉画一に指導する
(子どもは受身) |
子どもの多様な興味関心に沿って、育てる
(子どもが主体) |
成果 | 短期的には指導した結果が生まれるが、子どもに根付いた成長につなげにくい。
指示待ち |
子どもは自らの経験を成長させていく。自律性・主体性が育ち、自己肯定感が養われる。 |
子どもに強いる、見栄え重視のしつけ、
発表会、運動会、制作物。 |
毎日生き生き、ドキドキわくわくするものを追い求めます。成功・失敗から人生の根っこが作られます。(非認知能力) | |
他力飛行 |
自力飛行 |
子ども主体の保育導入の背景
世界的な幼児教育改革動向 OECD Starting Strong ECEC
脳科学研究(自力飛行エンジンの成果)
政府指針 幼稚園教育要領、保育所保育指針、こども園教育・保育要領の改訂(平成29年告示)
こどもから始まる みどりから始まる
〜生きる根っこを育む保育〜
幼保連携型認定こども園
宮崎学園短期大学附属 清武みどり幼稚園
2,3歳以上児の異年齢保育
探究の出発点はそれぞれの興味やしたいこと、
同年齢保育では横並び意識が強くなり、みんなで同じことをするのがいいになりがち。
私たちは1人ひとりが成長する経験を援助します。クラス全体で企画したいことも変わってきます。
子ども達は助け合い学び合い、時にはけんかしながら個性と協調性を伸ばします。
人に教えることが学ぶのに最良の方法だと言います、年長児のリーダーシップも育ちます。
歩みは始まったばかりです。どうかご理解とご協力をお願いします。
また私たちの気づいていない不都合や改善点など、教えていただけたら幸いです。