園長だより№37(スマホ版)

更新日:2021-12-17 / カテゴリ:幼稚園だより

園長だより み ど り  №37  R3.12.17

宮崎学園短期大学附属清武みどり幼稚園
園長 久島 孝昭

今年も残すところ2週間となりました。
本紙№36で職員室前にクリスマスツリーを設置したことをお伝えしましたが、未満児棟の事務室前の廊下に手作りのクリスマスツリーが登場しました。
頭上には手作りリースも飾ってあり、いよいよクリスマスがやってくるなあ、という雰囲気を感じます。
クリスマスまであと1週間。子どもたちはサンタさんが持ってきてくれるプレゼントを楽しみにしていることでしょう。

○ 12月生まれの子どもたちの誕生会を行いました。
14日(火)の午前、12月生まれの子どもたちの誕生会を行いました。
3歳未満児は1人、3歳以上児は10人がお祝いをしてもらいました。
自己紹介や誕生カード渡しの後、先生たちからパネルシアターをしてもらいました。
また、以上児は手遊びやゲームもして楽しみました。
私からは植木鉢に植えたチューリップの球根がやっと芽を出したので、それを見せて「寒くても元気ですごしましょう」と話しました。
卒園式のころには園庭にチューリップの花がたくさん咲いていることでしょう。
以上児の会には保護者の皆さんにも来ていただきました。ありがとうございました。

○ 合同で「お話の部屋」がありました。
14日(火)の午後1時から30分間、2階ホールで以上児合同での「お話の部屋」がありました。
保護者の会の読み聞かせ部の10人の保護者の皆さんが、プロジェクターを使っての読み聞かせや手遊び、紙芝居と人形劇のミックスなどをしてくださいました。
子どもたちは、時には歓声をあげたり、じっと聞き入ったりと、楽しい時間を過ごすことができました。
読み聞かせ部の皆さん、ありがとうございました。

○ 発表会について
来年1月29日(土)に清武文化会館で以上児の発表会を行います。
子どもたちは発表会に向けて着々と練習を続けています。
気になるのがCOVID-19の感染状況です。
県内・市内を含め国内では減少傾向ですが、オミクロン株が今後どうなるのかが心配です。
今は、園としては昨年度と同様、入場は1家族2席までとさせていただく予定です。
状況が変わったら、また対応についてお知らせします。
「県外からの親戚等の観覧はできるのか」という質問を受けることがありますが、これに関してはインターネットで「宮崎県新型コロナウイルス感染症対策特設サイト」(毎週月曜日更新)をご覧ください。
このサイト内の「県内の感染状況及び全国の感染状況」の下の方に「注意すべき県外の地域」として「感染拡大地域」「感染流行地域」「感染注意地域」に該当する都道府県名が記載されていますので、確認してください。
該当していなければ観覧は大丈夫ですが、できれば2週間前から検温を行うなどの健康観察をしていただくようお伝えください。
もし、該当している場合は園にご相談ください。

○ 「マルトリートメント」ご存じですか?
皆さんは「マルトリートメント」という言葉を聞いたことがありますか?
私は先週、市の私立幼稚園協会主催の設置者・園長経営研修会に参加して、初めて聞きました。
研修はリモートで行われ、マルトリートメントの第一人者と言われる福井大学の友田明美教授のお話をお聞きしました。
マルトリートメントは「マル=悪い、トリートメント=扱い」ということから「子どもへの避けたい関わり = 避けるべき困った子育て」というもので、具体的には「虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクト等」のことを指します。
マルトリートメント(以下「マルトリ」と表記)は1990年頃からすでに用語としてはあるようで、この30年間で児相への報告件数が15万件を超え、150倍に増加したそうです。
マルトリを受けるのは47%が母親からだそうです。育児で子どもと接する時間が長いためだと考えられています。
ちなみに、父親からのマルトリは41%だそうです。
幼児期のマルトリの影響は大きく、心の傷(トラウマ)になり、神経発達の混乱(社会的・精神的・認知的障害)を招くそうで、非行や鬱、IQの低下にもつながるそうです。
マルトリを受けると、健康を害する行動(依存症)による順応を試みるようになり、疾病・障害・社会的不適応がマルトリを受けない人の3倍高まり、結果として約20年寿命が短くなり、いわゆる早死にする可能性が高まるそうです。
具体的なマルトリの例として、「子どもに一人で留守番させる」「親が裸で子どもの前でうろうろする」「年頃の子どもと一緒にふろに入る」が挙げられました。
アメリカでは、すでに子どもだけで留守番させることはネグレクトとして罰せられます。
ですから、保護者が子どもだけを残して外出する場合、アメリカではベビーシッターを雇うことが当たり前になっています。
次に、脳の成長とマルトリとの関係です。
脳は出生時300gですが、1歳で900g(成人の70%)、 4歳で95%まで成長し、30歳で成熟(完成)するそうです。
脳は栄養と生活(環境)で育つため、マルトリの影響を大きく受けます。
子どものころ受けたマルトリ(想い出)で脳が傷つき、形が変わるそうです。
具体的には次のような影響がみられるそうです。
ことばの暴力(りつけ、侮辱、非難、恐怖、嘲笑い、過小評価、はやしたて等) → 聴覚野が変形
体罰 → 前頭前野(感情・心を司る)が小さくなる → 非行につながる
※ しつけと体罰は違う 2020年から体罰禁止
両親間のDV(身体的・精神的・性的・支配行動) 脳への影響 = 身体DV < 言葉DV
情緒・行動的発達に深刻な影響→ 後頭部の視覚野(記憶力・学習能力の低下)が小さくなる
マルトリを繰り返すと、子育てが困難になります。
躾と称して子どもに体罰を振るうことは、子どもに暴力を教えることになるとともに、痛みや恐怖心を与えることになります。
子育てに必要なことは親子間の愛着(アタッチメント)だそうです。
具体的には「見つめる、手をつなぐ、微笑む」ことです。
愛着が不足すると「愛着障害」を引き起こし、発達障害のような状況に陥ることがあるようです。
内向きの愛着障害の症状として「無関心、用心深い」、外向きの症状として「多動、人見知りしない」等があるようです。
愛着障害が引き起こされると、脳内のドーパミンの働きが弱くなるそうです。
特に、1歳頃にマルトリを受けるとドーパミンの働きが低下し、4~7歳で受けると視覚野の働きが低下するそうです。
しかし、褒め育てることで回復するそうです。
これまでの子育てを振り返り、これからの子育てについて考えてみませんか。

○ 職員の復帰ついて
今月16日(木)から育児休業でお休みされていた瀬尾香織先生が復帰されましたので、お知らせします。
主に未満児の保育をしていただきます。よろしくお願いします。