園長だより み ど り №16 R3.7.20
宮崎学園短期大学附属清武みどり幼稚園
園長 久島 孝昭
本日で、1号認定の子どもたちは1学期が終了しました。
8月末まで長い夏休みに入りますが、体調管理に気を付けつつ、保護者の皆さんと楽しい思い出をたくさん作ってほしいと思います。
2号・3号認定及び新2号認定の子どもについては、登園しますが、園で楽しく過ごすことができるようにしていきます。
1学期は園の教育・保育について、保護者の皆さんのご理解とご協力をいただき、ほぼ計画していた行事等を終了することができました。
ありがとうございました。
○ 1学期の終業式を行いました。
20日(火)の午前10時過ぎから、ホールで1学期の終業式を行いました。
子どもたちはセーラー服に白のソックスの正装で式に臨みました。
式では、私から1学期を振り返って「みんな、1学期はよくがんばりました。夏休み中は新型コロナに気を付けて、元気で過ごしましょう。」
と話をし、最後にあいさつ名人2名の表彰を行って終了しました。
○ へルパンギーナの予防も
18日(日)付けの宮崎日日新聞に、夏に乳幼児を中心に流行する感染症としてヘルパンギーナが紹介されていました。
ウイルスを含んだせきやくしゃみのしぶきを吸い込んだり、便などに含まれるウイルスが手やタオルを介して口に入ったりして感染します。
発症すると、38~40℃の発熱が1~3日続き、のどの痛み、口の粘膜の水ぶくれは痛みを伴うため、食事や水分をとることが困難になることがあります。
脱水症にならないよう注意が必要です。
ウイルスは症状が治まった後でも2~4週間の長期にわたり便の中に排出されることがあるので、おむつの処理をする時は使い捨ての手袋を使用したり、トイレの後は必ず手洗いを行ったりして二次感染の予防に努めることが大切です。
現在、県内では、感染性胃腸炎やRSウイルス感染症をはじめ、溶連菌咽頭炎、咽頭結膜熱、突発性発しん、流行性角結膜炎なども感染者が確認されています。
暑さで子どもたちは体力が低下し、感染症に感染しやすくなっていることが予想されます。
感染予防をよろしくお願いします。
○「夏休みは県外往来自粛を」県からの要請
宮崎県は16日(金)、COVID-19感染対策として、今月19日(月)から8月31日(火)までの夏休み期間中を「感染拡大防止強化月間」として、全都道府県を対象に不要不急の往来自粛を要請しました。
これは県内在住者の県外への移動と共に、県外在住者にも来県しないよう求めるものです。
これまでは6都府県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、沖縄県)についての往来や来県自粛を要請していましたが、さらに厳しいものとなります。
県内での第5波の拡大防止のための措置で、仕事や冠婚葬祭、生活圏での移動を除き、旅行やレジャー、帰省もできるだけ控えるよう求めています。
「自分一人くらい、いいだろう」という考え方はやめましょう。
「自分が気を付ける、我慢する」と主体的に感染防止に取り組みましょう。
この状況の中で、子どもにどうやったら楽しい思い出を残してあげられるか、知恵を絞ってください。
人から教えられて行動するのではなく、自分で考えて行動しましょう。
日本の学校教育では、子どもたちに自ら考え、自ら判断し、自ら表現する「生きる力」の育成が求められています。
今、私たち大人も自ら「生きる力」をより高める努力が必要です。
私個人としては、「生きる力」をもう一歩進めて、これからの社会を「生き抜く力」を子どもたちに身に付けさせていくことが大切だと考えています。
行動範囲が制限されている中で、いかに子どもたちに豊かな体験や自然との触れ合い、人との関わりをさせていくか、一緒に考え、実践していきましょう。
この夏休み中、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。
COVID-19感染拡大が心配されていますが、私たちは自宅でテレビ観戦して、選手たちの活躍を応援しましょう。
なお、やむを得ず県外に出られたり、県外からの来訪者と接触されたりした場合は、お子さんを登園させる前に、状況を園にお知らせください。
○ COVID-19ワクチンの副反応について
18日(日)付けの宮崎日日新聞に、COVID-19ワクチンの副反応についての記事がありましたので、概要を紹介します。
ワクチン接種をするかどうかの判断をする際、副反応が気になります。
ファイザーとモデルナのワクチンは効果が高く、接種の利益が副反応の不利益を大きく上回るとして接種が進められています。
副反応の頻度や傾向、対処法を紹介します。
〇 副反応・・・・ 接種箇所の痛み、頭痛、発熱などが多い。副反応は接種の翌日に目立つ。
ごくまれに、接種直後に息苦しさなど重いアレルギー反応がでるアナフィラキシーの報告もある。
世代別では免疫反応が強い若年層で起きやすい傾向がある。
性別では女性の方が多い。
接種1回目より2回目の方が副反応が多い。
〇 対処法・・・・ 痛みや発熱はアセトアミノフェン、イブプロフェンなど市販の解熱鎮痛剤で対処できる。
ただし、症状が重い場合や熱が2日以上続く時は医療機関を受診する。
私を含め本園職員もワクチン接種をしていますが、傾向として1回目よりも2回目の方が副反応は強いようです。
ただし、私のように2回とも接種箇所の痛みがあっただけの場合もあり、副反応の出方は様々で、きつい人でも2日ほどで副反応は治まるようです。
私は2回目の接種を終えて、ほぼ1か月経ちますが、健康面の不具合はありません。
SNSなどで誤った情報が広がっているそうですが、1つの情報だけをうのみにするのではなく、多面的に情報を収集し、判断するようにしましょう。
接種をしようか迷ったら医師などに相談するとよいでしょう。
する・しないは本人の判断です。
主体的に考えましょう。
なお、2回接種しても感染リスクはあるので、マスク着用や人との距離をとるなどの基本的な対策は引き続き必要です。
COVID-19の新規感染者状況
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